TEXTYLEでは、SEO記事の制作にあたって「一次情報」――実際に取材した情報、現場でしか得られない情報――を何よりも大切にしています。今回は、なぜそこまでこだわるのか、その理由になった前職での経験についてお話しします。あまり格好の良い話ではありませんが、外注ライターや制作会社を選ぶ際の判断材料として、参考にしていただければ幸いです。

このページで分かること

  • なぜTEXTYLEが取材・現場ヒアリングを軸に記事を作るのか
  • 知識(二次情報)と経験(一次情報)の違いが、記事のクオリティにどう影響するのか
  • 外注ライター・制作会社を選ぶときに見てほしい3つの視点

未知の業界に、知識だけで挑んだ

前職、SIer系の企業に在籍していた頃、それまで全く関わったことのない業界のお客様への提案・商談を任される機会がありました。専門知識はほぼゼロからのスタートです。書籍を読み込み、業界ニュースやネット記事を片っ端から調べ、専門用語や業界の構造を頭に叩き込んで商談に臨みました。それなりに準備はしたつもりでした。

現場を知る人には敵わなかった

しかし、いざ商談の場に立つと、状況は想定と大きく違いました。同行したエンジニアと、お客様側の担当者との会話が、商談時間の9割を占めるような場面がほとんどだったのです。二人は現場の言葉で、実際のトラブル事例や運用の勘所を交えながら話を進めていきます。私はその会話についていくだけで精一杯で、口を挟める場面はほとんどありませんでした。本やネットで仕入れた知識は、いわば「地図」でしかなく、実際の「地形」を知っている二人の前では、ほとんど役に立たなかったのです。

1年続いた「役に立てない」感覚と、退職という決断

この状態は、一時的なものでは終わりませんでした。担当が変わっても、業界が変わっても、同じことの繰り返しです。1年以上、「自分はこの場にいる意味があるのだろうか」という感覚を抱え続けました。準備量を増やしても、根本的な差は縮まりません。次第に心が折れていき、最終的に退職するという決断に至りました。

そこで気づいたこと:知識と経験は別物

退職してしばらく経ってから、あの1年間を振り返って気づいたことがあります。本やネットの情報は、「知っている」状態を作ってはくれますが、「その場で使える」状態、つまり経験に基づいた判断力までは作ってくれない、ということです。現場を知る人が話していたのは、単なる知識ではなく、実際に手を動かし、失敗し、試行錯誤した末に得た「一次情報」でした。二次情報だけをいくら積み上げても、一次情報の厚みには追いつけません。この気づきが、今のTEXTYLEの制作スタイルの出発点になっています。

今のTEXTYLEが「取材・現場ヒアリング」を軸にする理由

この経験があるからこそ、TEXTYLEでは記事制作の際、可能な限りクライアントへの取材や現場へのヒアリングを行うようにしています。競合サイトのリライトや、ネット上の情報をまとめただけの記事は、確かに早く・安く作れます。ですが、それは私が前職時代に商談の場で感じた「地図だけを持って、地形を知らない」状態と同じです。読み手は、一次情報に基づいた説得力のある内容かどうかを、驚くほど敏感に感じ取ります。取材に時間をかける分、制作スピードやコストでは二次情報だけの記事に劣る場面もあります。それでも、この部分だけは譲れないと考えています。

外注ライター・制作会社を見極める3つの視点

もし今、外注ライターや制作会社の選定でお悩みであれば、以下の3点を確認してみることをおすすめします。

視点①:取材・ヒアリングの工程があるか

見積書や提案書の中に、「取材」「ヒアリング」といった工程が明記されているかを確認してください。キーワードから直接記事を書き始める制作会社・ライターは、二次情報だけで記事を組み立てている可能性があります。

視点②:「なぜ」を聞いてくるか

初回の打ち合わせで、必要な情報(会社概要・実績・強み)を聞くだけでなく、「なぜその事業を始めたのか」「業界特有の難しさは何か」といった背景まで踏み込んで質問してくるかどうかは、良い判断材料になります。

視点③:失敗事例や制約を正直に話すか

「必ず上位表示できます」「なんでも対応できます」のように、良いことばかりを並べる相手には注意が必要です。一次情報を大切にする書き手・制作会社は、うまくいかなかったケースや、対応できる範囲の限界についても、事前に正直に共有してくれる傾向があります。

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「今の外注先で合っているのか分からない」「一次情報を大事にした記事を作ってほしい」という段階でも構いません。まずは現状の記事やお困りごとをお聞かせください。

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よくある質問

一次情報にこだわると、記事制作にどれくらい時間がかかりますか?

取材やヒアリングの分、二次情報だけをまとめる場合より制作期間は長くなる傾向があります。案件にもよりますが、通常の記事制作に取材工程を1〜2週間ほど追加でいただくケースが多いです。

二次情報だけで書かれた記事は、SEO上不利になりますか?

検索エンジンが直接ペナルティを与えるわけではありません。ただし、一次情報に基づいた具体性・独自性のある記事の方が、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の観点で評価されやすく、結果的に順位や滞在時間に差が出やすい傾向があります。

取材やヒアリングは、依頼する側の負担になりませんか?

30分〜1時間程度のオンラインヒアリングを1〜2回お願いする形が基本です。事前に質問項目をお送りするため、当日は回答いただくだけで進められるよう配慮しています。